お酒の香りと味/その2・オールドパー12年

 こんばんは。
 その1・ジェムソンはいかがでしたか?ご参考になれば幸いです。

c0099300_20102330.jpg その2です。またウィスキーでいこうかと思います。
 スコットランド産ブレンデッドウィスキー「オールドパー12年」。

 1873年(明治6年)に当時の外相・岩倉具視により初めて日本に紹介されたスコッチ、とされているようです。
 吉田茂、田中角栄も愛飲したとか。
 知名度・浸透度は大変高いウィスキーではないでしょうか。私の実家でも、ガラス扉のある戸棚に鎮座しておりました。

 今回も次の書籍を参考にしながら味見をしました。
 「ワイナート」編集部・編/土屋守・監修『ウイスキー基本ブック』美術出版社 2012年

◎その2・「オールドパー12年」

<色>
・ウィスキーとしては中程度の濃淡か。やや赤みがかっている。

<香り>
・『ウイスキー基本ブック』;「穏やかだがしっかりと語りかけてくる印象」「オレンジ、ドライアプリコット、花の蜜、バニラ、シナモン、メンソール、奥からオイル、ピート」
・実際に感じられる香り;透明感がある。強いとも言える。オレンジなどの柑橘類を思わせる清涼感がある。ドライアプリコットのような熟した果実の感じはあまりない。花の蜜、シナモンの香りはわからない。バニラの香りは少しある。メンソールは感じられないが透明感を表現しているのか。オイル様の香りではなく土に近い香りがある。ピート香はほんの少し。

<味>
・『ウイスキー基本ブック』;「程よい果実やモルトの甘み、その後やさしい酸味がバランス良く広がる」「余韻はやや短め、甘みやかすかなピートが残る」「全体に穏やかではあるが、まとまりがある複雑な味わい」
・実際に感じられる味;口に含むと穀物の味がまず強く感じられる。モルトの味だろう。徐々に味は甘みを帯びて果実に近付く。熟れた洋ナシを連想させる。酸味は明確ではない。しかし果実的な味ということは酸味を含んでいるのかもしれない。余韻は決して短くない。甘みが口内で続く。ピートはかなり薄いが感じられる。最後に渋みが残る。

<所感メモ>
・鼻から入る香りは弱くはない。しかし強烈な個性ではない。
・口に含んだときのボリューム感が強い。モルト由来なのだろう。厚みがある。
・かなりの甘みがある。
・最後の渋みで印象がキチッと締まる感じ。
・食後酒に向くタイプ。
・全般的に濃いめの味。薄めの水割りにしても味は伸びるだろう。

※5倍希釈(オールドパー12年10ml+水40ml)で味見

<香り>
・ピート香が突出する。
・じわじわと花のような香り。スミレ?
・ストレートで感じられた柑橘系の香りはあまり感じられない。

<味>
・ピートの風味と渋みがまず感じられる。
・甘みは後から追いかけてくる。
・アルコール度数は10度ほど=ワイン程度となっているはずだがそれ以上のアルコール感がある。ピートの風味と甘みがあるからか。

<所感メモ>
・ウィスキーの味見として5倍希釈は薄過ぎるだろう。しかしここまで薄めても“らしい”香りと味がしっかり残っている。
・薄めたことで花のような香りが強く出てくるのは面白い。
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by connection1970 | 2012-05-09 20:17 | お酒に関する話題 | Comments(2)
Commented by たかし at 2014-11-13 01:26 x
オールドパーは最高のウイスキーです。
高級とはこういう味だと思います。
時を重ね熟成が進むと、ウイスキーもこうなるのかと感心させられます。
アルコール臭やツーンと来る下品な刺激がまるでない。
これはブランデーか?と思わせるような華やいだ香り。
ニッカなど労働者が飲む下品なゲテモノウイスキーに感じました。


Commented by connection1970 at 2014-11-13 11:01
>たかし様
コメント拝見しました。オールドパーはズシッとした印象ながらも整った味わいで、さすが歴史ある銘柄!と感じさせてくれますね。当ブログをお読みくださり、ありがとうございます。
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