かれこれ5年余り、このブログを続けています。
「バーなのにお酒の話題が少ないのは、やっぱりおかしいんじゃないのか?!」と最近考えました。
意図的に避けていたのは、確かです。
あれこれ語るよりも実際の営業における行動が肝心…
それほど充実した品揃えでもないのに…
実物があるのにわざわざ宣伝しなくても…
と、さまざまな思いがありました。
しかし、です。商品の情報を十分に提供できていないのは、サービスの怠慢にすぎないのでは?と感じました。
ある本に接したことが、きっかけの一つです。
ソムリエとして広く知られている田崎真也さん。その著書『言葉にして伝える技術』を読みました。耳の痛い話の連続でした。具体例を一つ挙げます。お客様から飲み物に関して質問があった際に「クセがなくて飲みやすいです」「ちょっと個性的なので飲む人を選ぶかもしれません」…というような言い方を頻繁にしていました。
何にも表していない、何も伝えていない。これでは香りも味も、人様には全くわからない、と猛省しました。
そこで、このブログで新たに“お酒の香りと味”というシリーズを開設し、トレーニングを兼ねながら商品を紹介していこうと考えています。
まだまだ勉強中の身ゆえ、頼りない記述が多くなるかもしれませんが、お目通しいただければ幸いです。
次回の「お酒の香りと味/その1」から、実際にお酒を取り上げていこうと思います。
宜しくお願い致します。