こんばんは。
頻繁な更新となっておりますが、余裕があるうちに次を。
前回の
その9・スプリングバンク10年はいかがでしたか?ご参考になれば幸いです。

その10です。スコットランドのシングルモルトウィスキー「ザ・マッカラン12年」。
このシリーズでは、今までウィスキーを続けて取り上げてきました。回数が2桁となったのを契機に、他のお酒にもチャレンジしていきたい…という欲も出てきました。
そこで、“やっぱりこれはうまい”と断言できるウィスキーを選び、一つの区切りとしたいと思います。
◎その10・ザ・マッカラン12年
<色>
・濃い琥珀色。赤みが強い。紅茶に近いか。
<香り>
・『ウイスキー基本ブック』;「個性的でしっかりと広がってくる印象。」「ドライプルーン、英国家具、ワックス、レザー、紅茶、シナモン、クローヴ。」
・実際に感じられる香り;グラスに注ぐと良い香りが広がる。花の香りに近い。スイートピーやシロツメクサのようなマメ科の植物の花だろうか。ドライプルーンの香りはある。英国家具、ワックス、レザー、紅茶、シナモン、クローヴ、いずれの香りも特定できないと思う。ただし、乾燥し茶色になった草木を感じさせるのは確か。
<味>
・『ウイスキー基本ブック』;「樽や果実様の甘みを感じ、その後ややしっかりとした渋みが全体を引き締める。」「余韻は中程度、樽由来の渋みが残る。」
・実際に感じられる味;まず感じられるのは渋み。その後に甘みが追いかけてくると思う。果実的である。つまりは酸味があるということか。そこへ苦味と渋みが調和しており、紅茶も連想させる。香りと味のギャップはない。余韻は長いのではないか?樽由来なのか不明だが、カラメルに近い風味が残る。
<所感メモ>
・『ウイスキー基本ブック』に「重厚でしっかりとした香りと味わいを楽しめる。シェリー樽熟成の典型的なウイスキー。」とある。その通りかと思う。個人的に一筆加えたいのは、バランスの良さ。多くの香りと味が液体の中で見事に調和している。うまい。