こんばんは。
前回の「
アムルット・フュージョン」。いかがでしたか。ご来店、そしてご注文、お待ちしております!
引き続いて、新入荷のウイスキーを紹介させてください。「
フォアローゼズ シングルバレル」。
しばらく前にこのブログで、
メーカーズマークを紹介しました。その記事の中にも書いたのですが、私がお酒に興味を持ち出した頃は、バーボンが流行していました。
フォアローゼズも、人気の銘柄でしたね。私がアルバイトをしていた飲食店では、ボトルキープの9割はこれでした。あれから20数年が経過し現在では、バーボンが全般的に目立たなくなっているかもしれません。しかしそんなタイミングだからこそ、良いバーボンを落ち着いて選べるのでは?と思っています。
全くの個人的な経験則なのですが、ベーシックからプレミアムまでラインナップが揃っている銘柄では、そのプレミアム品はほぼ間違いなくうまい…というのが、バーボンにはあると思います。この「フォアローゼズ シングルバレル」も、例外ではありません。プレミアム品らしく、風味に調和が感じられます。
例によって、色・香り・味の特徴を下に記しておきます。ご参考になれば、幸いです。
<色>
かなり濃い褐色。赤っぽさもある。
<香り>
まずゴムに似た香りが一瞬漂う。熟成の進んだバーボンによくあること。アルコール50°の強さからであろう、ツンとした印象もある。
しかし徐々にフルーティな香りが出てくる。イチゴに近いかもしれない。さらに木材系の香りも出てくる。樽のオーク材の香りに他ならないだろうが、ヒノキも想像させる。
<味>
バーボンの良いところは、清涼なアルコール感・強めな甘み・華やかな後味、この3点かと思っている。この「フォアローゼズ シングルバレル」はその良さをうまく伸ばしている。
口に含むとピリッとした刺激が走る。ただしその印象はスマートで、アカシアの蜂蜜に近い甘味を次に感じる。カラメル様の甘みもある。樽由来の渋みが広がると、口内に花のような香りが残る。その花はバラ…と言いたいところだが、もっと強く主張のある香り。ユリ系だろうか?