こんばんは。
先日、このブログに「
いつでも何でもOK!ではありませんが...」をUPしました。基本的にはバーなのですけれど、なるべくいろいろなことにトライしたいです!などと中年らしからぬ姿勢...
ところで、その記事の中でチーズケーキを紹介しました。このチーズケーキ、見ただけではわからないと思いますが(当たり前か)、少しだけ塩味を強くしてあります。目標は、ウイスキーに合うつまみにもなる、チーズケーキです。
目標なんて言うと、ずいぶん重々しい感じですねぇ。実際は、一般的なベイクドチーズケーキのレシピに、小さじ3/4程度の塩をプラスしただけです。
しっかりと塩味のする物を作るのではありません。コーヒーや紅茶とも楽しめる甘いお菓子として、まず成立させるのも狙いです。
あるお客様に、「試作のケーキを食べてみてください」と何も解説せずにお出ししたところ、「サッパリした味ですね」とのご感想でした。そこで「塩を多めに入れているのですけれど、わかりますか?」と尋ねてみたのですが、「確かに...でも言われなければ気が付かないかな」とのご返答でした。
とりあえず、お菓子としてはOKそうです。
次は、ウイスキーと一緒ではどうなるか。試してみます。
ウイスキーは、スコッチのシングルモルトから
スプリングバンク10年を選びました。このウイスキーは、香りも味も重厚さがあり、スモーキーさもあります。乳製品を原料とする濃厚な味のチーズケーキとは、良い組み合わせかも?と考えたからです。
スプリングバンク10年を少量口に含み、果実に近い香りを楽しみながら、口腔全体に広げます。アルコールが強く、やや焼け付くような感触があるかもしれませんが、ゆっくりと唾液で希釈して飲み込みます。飲み込んだ後には、酸味と苦味と渋味が一体となったコーヒーに近い味と、果実香とが尾を引きます。
ここで、チーズケーキを食べてみます。お菓子らしい甘い味を最初に舌に感じます。次に、チーズがオレンジを封じ込めたような、酸味を伴う風味が出てきます。最後に、うっすらと塩味が口の中に残ります。
再度スプリングバンク10年を口に含むと、前よりも果実香がハッキリとしています。チーズケーキの影響で、風味が増したようです。
これは良い組み合わせではないか!と満足しつつも、ふと思いました。もしかして、小さじ3/4程度の塩をプラスしない、一般的なレシピのベイクドチーズケーキでも同じ効果があるのでは...?と。
うーむ。実験の道のりは、とても長そうですね。