こんばんは。
この【新入荷】の記事、前回が今年(=2016年)01月の
ザ・グレンドロナック カスクストレングス(ウイスキー)でした。毎度のフレーズですが、他にも新入荷の品がいくつかあるのですけれどねぇ…
さて、最近新しく仕入れたウイスキーを紹介します。「シングルモルト余市」。日本のニッカウヰスキーが製造しています。
この商品は、昨年の09月に、「
シングルモルト宮城峡」と同時に発売となりました。“余市”も“宮城峡”も、以前は10年・12年・15年のラインナップ構成だったのですが、ノンエイジ(=熟成年数表記をしない)品に統一となりました。
弊店ではかつて、「余市12年」を置いていました。ズッシリとした味わいで、私自身も好きなウイスキーでした。それが昨年の初め頃から品切れが目立つようになり、夏になる頃にはニッカのシングルモルト2銘柄はかなり絞り込まれた構成になる見込み…と噂が流れてきました。全般的にウイスキーの人気も出てきたし、仕方がないかなぁ?とは思っていましたが、実際にノンエイジのみの公表を見た時には、えええッ!と驚いたものです。
またもや前置きがずいぶん長くなってしまいましたが…例によって、色・香り・味の特徴を下に記しておきます。ご参考になれば、幸いです。
<色>
透明で明るい麦藁色。ラガータイプのビールよりも薄いか。
<香り>
アルコール感が強くツンとする印象。黒土や石油のような香り、チョコレート風の香りもある。
<味>
アルコール度数45°のことだけあってか、刺激は強め。一方でリンゴに近いフレーバーがあり、フルーティとも言えるだろう。渋味、苦味、甘味、それぞれがバランス良く一体となって口内に広がる。
<余韻>
長く尾を引くと思う。燻製や焚き火の煙を思わせる、ピート香が残る。バニラ香も残る。
<所感>
ノンエイジ品となったことで、発売当初はネガティブな意見もあったようだ。しかし、個人的には、変わらず世界に誇れるレベルのウイスキーではないか?と感じる。