こんばんは。
前回の「
その8・ドライジンとはちみつレモンのカクテル」はいかがでしたか?参考になれば、幸いです。
八百屋さんやスーパーの店先に、バレンシアオレンジが並び始めました。弊店の周辺では、だいたい05~08月の間くらいしか出てこないので、夏場のお楽しみの一つでもあります。果汁が多くて華やかな香りがあり、カクテルの材料にピッタリな果物ですね。
さて、この標題のカクテル、バーで飲み物を作っていた経験のある知人から、個人的に教えてもらったものです。「バーボンにはオレンジが合うんですよ。試してみてください。」と薦められるがままに飲んでみると…あぁ、これは確かに!

◎その9・オレンジ入りバーボンソーダ
<材料と分量>
①バーボンウイスキー(I.W.ハーパー) 30ml
②バレンジアオレンジ 1/4個分
③氷 適量
④ソーダ 適量
<手順>
1.10オンス(300ml)のタンブラーに氷だけを8分目ほどまで入れる。氷を回してタンブラーを良く冷やす。溶け出してきた水を切る。
2.バーボンウイスキーを入れる。櫛形に8等分したオレンジを2片搾り込む。全体がキリッと冷えるまで良く撹拌し、氷が溶けて減った分を足す。
3.ソーダで満たす。炭酸ガスが抜けないよう、軽く全体を混ぜる。
【香りと味】
・鼻を近付けると、オレンジ~ミカン系の香り。柑橘系ながらも、レモンやライムとは違う、独特の青臭さがあると思う。アルコール感はほとんどない。
・口に含むと、まずオレンジの芳香。やや遅れてバーボンウイスキーの甘味・苦味・渋味が出てくる。
・酸味は当然あるが、酸っぱいな、という印象ではない。穏やかにバランスが取れている印象である。
・糖分の多い飲み物ではなく、サッパリとしている。それでいて、オレンジの芳香もバーボンウイスキーの芳香もあり、甘味を感じさせる後味。
・アルコールは完成時点で10%程度と思われる。時間が経過して氷が溶ければ、当然それより下がる。
【所感メモ】
・最初にプレーンなバーボンソーダを作り、半分ほど飲んだタイミングでオレンジを搾り込むパターンも面白いかもしれない。香りと味の変化を楽しめるだろう。
・バレンシアオレンジでなく、ネーブルオレンジを使ってもおいしくできると思う。ただ、果汁が出やすいのと、夏らしさを体感できるので、バレンシアオレンジを採用したい。