こんばんは。
半年前(2016年02月)に「
ウイスキーに合うつまみは何だろう(実験)/その2」をUPしました。その後なかなか続編を投げられなかったのですが…良い題材が見つかりましたので、報告したいと思います。

◎つまみ:ハーゲンダッツ ミニカップ バニラ
◎ウイスキー:
ラフロイグ10年(40%)
この組み合わせ、女性のお客様から聞きました。
えッ?あの正露丸のようなラフロイグとバニラのアイスクリーム?こりゃ決して自分じゃ思い付かないな!と感心したものの、なかなか試す機会がありませんでした。
そんな折、ラフロイグ10年のアルコール40%の品を仕入れました。それまで飲んだことのあったアルコール43%の品と全く違い、甘い芳香のあるマイルドな味わいで驚いてしまいました。同時に、このラフロイグなら例の組み合わせに適しているかも?と想像しました。
さて、実際に試してみます。
ラフロイグ10年(40%)を口に含んでみます。正露丸や木材の燃えさしのようなスモーキーな風味と、甘味・苦味・渋味とが、口内に広がります。これにバニラのアイスクリーム?と、思わず疑ってしまうかもしれません。
つまみのアイスクリームを食べてみます。んんん?何と言えば良いのでしょうか。両極端の味わいが、バランスを保っている印象です。ラフロイグ10年(40%)にある、バニラに近い芳香が共通項になっているのか、刺激的なウイスキーとこってりと甘いアイスクリームとが融合しています。
再度ラフロイグ10年(40%)を口に含みます。んんん?今度は新しい風味が出てきました。どこかで口にしたような…そうだ、これはチーズと海苔との組み合わせに似ている!
今回も良いではないか!と満足しつつも、ふと考えました。
バニラのアイスクリームは、年齢や性別、食生活の習慣の違いを問わず、恐らく誰にでも好まれる食べ物だと思います。一方のラフロイグは、誰でも飲めるようなウイスキーではありません。苦手な方も、少なからずいます。
ラフロイグが好きな方に「バニラのアイスクリームと合わせると、面白いですよ」と提案することはできても、ラフロイグが苦手な方やウイスキーを飲んだことのない方に「バニラのアイスクリームがあれば、ラフロイグを飲めるようになりますよ」と提案することはできませんねぇ…
うーむ。実験の道のりは、とても長そうですね。