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お酒の香りと味/その19・オールドプルトニー12年

 前回の「その18・ザ・グレンロセス ヴィンテージ1998」はいかがでしたか?
 今回もスコットランド産のシングルモルトウイスキーです。「オールドプルトニー12年」です。
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 先月、当ブログに「ピトロクリ(ピトロッホリー)」という記事を作成しました。スコットランドのほぼ真ん中にある町と、そこで生産されているウイスキー2銘柄について書きました。
 この「オールドプルトニー」の蒸溜所は、同じスコットランドでもかなり北にあるようです。ウィックという、小さな港町なんですね。いわゆる“盲腸線”の終着駅もあって、実に興味をそそられます。
 えーと…今回は「お酒の香りと味」のシリーズなので、そろそろ本題に移りましょうか。

<色>
 明るい褐色。もしくは、赤みと黒みがやや強いオレンジ色、と言えば良いか。

<香り>
 アルコール感は強くない。枯葉、土、海藻を想像させる、やや重い印象。リンゴの皮やレーズンなど、落ち着きのあるフルーツ系の香りも。

<味>
 口に含むと、ロースト感のある甘さ。すんなりと口内に広がり、アーモンド入りのキャラメルを思わせる。アルコール40%ということもあり、重々しさはない。甘さは早めに消えて渋さへと変わっていく。

<余韻>
 短めかと思う。紅茶に近い渋味が残る。 

<所感>
 ピリリとした刺激がなく、すんなりと広がるのは、アルコール40%だからだろうか。
 一方で、香りの要素は豊かだ。飲み終えた後のグラスを嗅ぐと、感動的ですらある。バニラのような、スパイスを思わせる芳香がしっかりと貼り付いている。
by connection1970 | 2016-10-26 21:16 | お酒に関する話題 | Comments(0)
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