こんにちは。
またもや半年ぶりの更新となってしまいましたねぇ。さて、今回は完全に自分の好みで走ろうと思います。
ボウモア12年と黒ホッピー。
え?と思う方も少なくないでしょう。
自分自身、ウイスキーやブランデーは常温のストレートで飲むべきものでは、と普段は考えています。1本の瓶に詰められている状態が完成形であり、それをそのまま楽しむのが本道ではないでしょうか。
それをわざわざ、ホッピーで割るなんて…プレーンなソーダならまだしも…
ところでこの組み合わせ、唐突に思い付いたわけではありません。
あるイベントで、お客様のご要望でホッピーを仕入れました。自分では飲んだことがないので、ちょっと味見をしてみました。ビールとハイボールの中間のような感じでした。ベースの焼酎はキンミヤ焼酎、ホッピーは白でした。
ご存知の方も多いと思いますが、“ホッピーにはキンミヤ焼酎”という定理に近いものがあります。うーむ。疑うわけではありません。でも、それだけじゃないでしょう!?とヘソ曲がりな気持ちにもなります。
そんな流れで、常備しているスピリッツなどをベースにして各種試してみました。
1.ウオッカと白ホッピー…キンミヤ焼酎ベースとの違いがわからないくらい。(◎)
2.ホワイトラムと白ホッピー…ラムの風味がホッピーの風味を邪魔している感じ。まずくはない。(△)
3.ホワイトテキーラと白ホッピー…テキーラの風味がどうしても勝ってしまう。うまくない。(×)
4.ウイスキー/サントリー角瓶と白ホッピー…ウイスキーの風味がホッピーにプラスオンされている感じ。定理とは別モノだろうが、これはこれでうまい。(◎)
上記4.に気を良くして、もっと個性の強いウイスキーをベースにしてみよう、と思いました。そこで試したのが、ボウモア12年。独特のスモーキーさと甘さとが融合したウイスキーです。
5.ボウモア12年と白ホッピー…悪くはない。ただしボウモアのスモーキーさが突出してしまう。(△)
6.ボウモア12年と黒ホッピー…お!これは良いハーモニーかも。焙煎感のある黒ホッピーとスモーキーなボウモアとが、仲良く同居している印象。好き嫌いがはっきり分かれそうだが、自分は好き。(◎)
正直なところ、誰にでもお薦めできるものではないと思いますけれどね…一つの実験としてご認識くださいますと、嬉しいです。