こんにちは・こんばんは。コネクシオン(高円寺)です。
表題の「お酒の香りと味」はシリーズ化させておりまして、直近が2020年11月の「
その22・アサヒスタウト」でした。あぁぁ、4年半ぶりですか。うーむ。これ、シリーズと言えるのかなぁ?
勝手ながらそれはさておき、面白い題材が出てきましたので、次号に進みたいと思います。

昨年:2024年の06月に「
グレンモーレンジィ・ジ・オリジナルの新旧ボトル」をupしています。その中で10年の品を紹介しているのですが、同じ銘柄で12年の品を今般仕入れましたので、比較してみようと思いました。
自分なりに感じた、色・香り・味などの特徴を書きます。参考になれば、幸いです。
<色>
どちらも明るい黄金色。
≪10年≫一般的なピルスナータイプのビールよりも薄いだろうか。熟成年数の割には、明るめな色合いかも。
≪12年≫10年よりちょっとだけ濃いのが、瓶で比べてやっとわかる。グラスに注いだら、見分けがつかない。
<香り>
両者を比べた第一印象;同じアルコール40%ということもあるのか、差が全然わからない。どちらもアルコール感が強く、ドライ&シャープ。
≪10年≫しばらく交互に香りを吸い込んでいると、少しだけ違いが感じられる。こちらはパイナップルを思わせる果実香が出てくる、かな?
≪12年≫こちらも慎重に比べてみてやっと、ウッディな香りが見付けられた...ような気がする。
<味>
口へ流れ込んできた時の感触はだいぶ似ている。どちらも穏やかだが、やはりドライな印象。何回か交互に口に含んでいると、漸く差が感じられてきた。
≪10年≫リンゴに近い風味が、フンワリと広がる。麦焼酎に似た感じ。
≪12年≫オレンジの皮を思わせる、柑橘風味。こちらの方が、キリリとシャープに締まった印象。
<余韻>
ここは違いがある。
≪10年≫リンゴに近い果実感が残る。
≪12年≫樽由来なのだろう、ウッディな香りとキャラメルのような甘みが残る。
ただし、比べたからこそ、わかってくる2者の違い。どちらか一方だけを飲んで10年か12年か当ててみよ、と言われたら、正解を答えられる自信は全くナシ...
<所感>
これだけ近似なのに、10年と12年の両方があるのはなぜなんだろう?と気になった。で、
グレンモーレンジィの公式HPを覗いてみると、10年はもう存在していないようだ。12年に一本化した、ということか。